既婚者の上司が太ももに手を置くセクハラ

私が大学卒業後、新卒で入社した会社でのことです。私はプログラマー未経験でシステム開発の会社に入社しました。未経験でも教えてくれるので大丈夫とのことでした。実際、上司であるAさんは熱心に指導してくれました。しかし、だんだん勉強会と称した飲み会のようなものをやりだして「ちょっと公私混同かなぁ」と思い始めていました。ただ、その頃はまだ他の同期も一緒だったので、私だけに関係あることとは思いませんでした。

同期たちが他の会社に出向していく中、私だけ社内のプロジェクトをやることになりました。聞くところによるとプロジェクトのリーダーであるAさんが「優秀だから一緒にやりたい」と私を指名したそうです。その時は素直に頑張りを認めてもらえたと思いうれしかったのですが、徐々にAさんの異様な雰囲気に気づき始めました。Aさんは私のデスクの向いに座っていたのですが、よくパソコンの合間からこちらを見ているのです。仕事中とても気になるので、パソコンの向きを変えたりしてどうにかAさんと顔を合わせないようにしましたが完全には無理でした。この頃から私がトイレに行き、出てくると給湯室で待ち伏せしてるようになったのです。私が席を立つと必ず後を追ってきているようでした。Aさんの待ち伏せが始まる前、私はよくトイレに行くついでに使用したマグカップを給湯室に置いていました。トイレから出てきたら洗って飲み物を入れてまたデスクに持っていきます。Aさんは私がトイレに入っている間にそのマグカップを洗って待っているのです!「洗っておいたからね」とニヤニヤします。そして、給湯室でいろいろ話をしたがります。私は狭い給湯室でAさんと話をするのは嫌でしたし、仕事も忙しいので早々に戻るようにしていました。

社内に常駐している社員は少なく、ほとんどが他へ出向していました。人目がない時など、Aさんは徐々に大胆になりデスクに座っている時でもそばへ来てずっと離れないことが多くなりました。恋愛についての話やら、それとなく私への好意があるようなことなどを話してきます。Aさんは既婚者でしたし、お子さんもいました。そしてついに私の手をにぎってきたり、太ももに手を置くなど完全にセクハラになるようなことをするようになったのです。私は今まで上司だったことのもあり機嫌を損ねて仕事を教えてもらえなくなるのではと思い曖昧な対応をしていましたが、もう我慢の限界で「やめてください」とはっきり言いました。しかし、Aさんはニヤニヤするだけで余計に喜んでいるようにも見えて、一気に腹が立ってイスを蹴り飛ばしました。キャスター付きのイスでしたので、Aさんは座ったまま向こうの方へ滑っていきましたがニヤニヤしたままでした。それ以降もAさんは変わりませんでした。

その後、私はチームの異動をお願いしました。異動させてはもらえましたが、異動先では教育担当はおらず自力で仕事をするしかありませんでした。その頃の私の実力では到底一人で業務をこなすのは難しく、結局退職せざるを得ませんでした。私はこのこと以来、愛想よくすることをやめました。他人からすると、私はとても愛想が良いらしいのです。やさしそうに見えるし許してくれそうに見えるのでしょう。自分では普通に接しているし特別愛想よくしているつもりはありませんが、他人からはそう見えるのだと思います。なので、無愛想なくらいでちょうどいいのかなぁと思い、そうしています。なんだか不自然でやりづらいですが、今までの経験上そうするのが一番良いと思っています。

(はるか・35才・神奈川県)

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